10月4日22時22分頃、根室半島の東約200km、深さ24㎞を震源とする地震が発生した(M8.2)。 この地震による道内の震度は、釧路と厚岸で震度6、浦河と足寄、広尾、中標津、羅臼、根室で震度5、函館と南富良野、網走、苫小牧、平取、帯広、幕別で震度4、札幌、森、江差、小樽、倶知安、奥尻、岩見沢、紋別、室蘭で震度3など。 この地震に伴い，札幌管区気象台は22時28分に北海道太平洋沿岸に津波警報、オホーツク海沿岸に津波注意報を発表した。 津波は、根室市花咲港で173cm、釧路97㎝、浦河23㎝、函館50㎝、網走15㎝を観測するなど、太平洋沿岸及びオホーツク海沿岸で観測された。 この地震及び津波による被害は震源に近い北海道東部で大きく、重傷32名、軽傷404名、家屋被害7,519棟の被害があり、強い揺れによる地盤の液状化や盛土崩落など、地盤災害が多かった。 釧路市など、マンホールの浮き上がりや地すべりなど前年の平成5年釧路沖地震で被害の発生した場所で再び同様の被害を受けたところがあった。