自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 急速に発達した低気圧による暴風雪・大雪
[1978年1月21日〈昭和53年1月21日〉 –

1月21日に日本海と関東沖を北上した低気圧が、22日には根室の東海上で一つにまとまり急速に発達、23日にかけて北海道付近は強い冬型の気圧配置となった。
このため、道内は大荒れの天気となり、22日の最大瞬間風速は稚内22.2m/s(NE)、北見枝幸22.7m/s(N)、網走26.3m/s(NNW)、紋別23.6m/s(NNW)、釧路28.6m/s(NNW)、根室31.1m/s(NNW)、寿都25.7m/s(NNW)を記録した。
また、降雪量は21日から22日にかけて帯広で88センチ、広尾79センチ、釧路で51センチ、21日から23日にかけて喜茂別59センチ、斜里62センチに達した。
この大荒れの天気により、2名が行方不明となった。
国鉄運休505本以上、主要国道、道々全面通行止、バス運休1,182以上、定期航路(海、空)14便以上欠航と、交通関係に大きな影響が出た。
住家は破損1棟。床上浸水1棟、床下浸水5棟の被害があった。
このほか、漁船の沈没2、転覆1、流失2。停電は7,840戸にのぼった。

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