自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 大気不安定による局地的大雨・落雷・竜巻
[1969年8月28日〈昭和44年8月28日〉 –

8月28日は、秋雨前線上の低気圧が三陸沖を北東に進み、別の低気圧が北海道の西の日本海から北海道に近づき、北海道は気圧の谷の中に入った。また、北海道上空500hPaには-15℃前後の寒気が入り、大気の状態が不安定となった。このため、道内では局地的に強い雨が降り、落雷や突風の所もあった。 28日の降水量は南幌217㎜、栗沢(現・岩見沢市)193㎜、北竜町和(やわら)87㎜、東川73㎜、東神楽60㎜など。 この影響で、死者1名、床上浸水185棟、床下浸水1,687棟、農作物被害2,505ha、河川決壊211ヶ所、道路決壊52ヶ所、橋流失破損11カ所の被害があった。 このほか、国鉄室蘭本線、富良野線が一時不通となり、列車運休105本に達した。 空知管内で電話不通144回線。 空知・上川管内で送電線故障により停電が発生。 死者1は空知管内北村で落雷によるもの。 江差町では竜巻が発生、小学校の屋根・物置に若干の被害があった。

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