自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 暴風雪災害(真狩郵便局長遭難)
[1918年1月16日〈大正7年1月16日〉 –

1月15日に日本海中部にあった低気圧は、16日朝にはオホーツク海に進み、北海道付近は強い冬型の気圧配置に変わった。この気圧配置は17日にかけても続いた。
寿都では16日の日中から夜にかけて-8℃前後の気温で経過、雪が続き、風は西から西北西で15~20m/sと強く、後志地方は全般に吹雪となった。
この大荒れの天候の中、1月16日午後3時頃、真狩村の真狩郵便局を出発し、約5キロ離れた集落へ電報の配達に向かった村上政太郎局長は、日暮れ頃に目的の家に到着したが、帰路に猛吹雪に遭い、郵便局まで残り2キロほどのところで力尽き、凍死した。
村上局長は愛犬のポチを伴っていたが、ポチは村上局長の体を守るように覆いかぶさり、人が近づくと激しく吠えたてた。このことから、ポチは「忠犬」として広く知られるようになった。

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