自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 低気圧通過による大雨災害
[1926年10月1日〈大正15年10月1日〉 –

10月1日には東日本を挟むように、日本海と関東~東北沿岸を発達しながら別々の低気圧が北上、2日朝には北海道の西と三陸沖に達し、夜には根室の南東海上でひとつにまとまりさらに発達した。
室蘭では1日は109.0mmの降水を記録(10月史上1位)する大雨となり、床上浸水266戸、床下浸水246戸、家屋倒壊の被害があったほか、列車が一時不通となった。
また札幌でも1日昼過ぎから2日朝まで雨が降りつづき、降水量は103.4mmに達した。
このため、豊平川では堤防が欠壊、温泉浴場が破壊されたほか、漁川も欠壊し、漁太方面は泥海と化した。また帯広でも1日から2日にかけて101.4mmの降水を記録する大雨となり、帯広川が増水。帯広方面も洪水となって200戸が浸水、大正11年来の洪水被害を出した。

関連メディア
  • なし
関連資料
  • なし