自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 平成28年台風7号による大雨等災害
[2016年8月16日〈平成28年8月16日〉 –

台風第7号は8月16日夜に伊豆諸島の東海上に進んだのち、暴風域を伴って東北地方太平洋側の海上を温帯低気圧の性質を帯びながら北上し、17日17時半頃に襟裳岬付近に上陸して、17日21時にはオホーツク海側の内陸で温帯低気圧に変わった。
このため、16日夜から17日にかけて、道内は広い範囲で大雨となったほか、17日夕方からは台風の接近・通過に伴い、太平洋側を中心に暴風や高波による大荒れの天気となった。
16日0時から17日24時までの降水量は白老町森野で233.5ミリ、浦河町中杵臼で207.5ミリを観測。
また、釧路では最大風速が南31.8メートル、最大瞬間風速が南43.2メートルとともに観測史上1位を更新した。
この影響で、軽傷2名、住家半壊7棟、住家一部損壊96棟、床上浸水8棟、床下浸水64棟の被害があった。
足寄では雨がやんでから数時間後に利別川と足寄川の合流点付近で水位が上昇、足寄川ではん濫が発生し、市街地の一部が浸水した。
被害総額は49億2600万円。

■平成28年(2016年)の8月は、わずか半月余りの間に北海道へ5つの台風が接近・上陸しました。過去に経験のない度重なる台風の接近・上陸の影響により、道内各地で記録的な大雨となり、河川のはん濫や土砂災害が発生したほか、暴風による被害も発生しました。北海道で暮らす私たちは、この災害を教訓として長く語り継ぐために、平成29年7月に南富良野町、新得町、清水町で被災した方々の協力を得て、啓発動画「まさかは必ずやってくる」を作成しました。

平成28年(2016年)8月の大雨等災害について

 

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