自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 南高北低気圧配置による暴風災害
[1952年5月13日〈昭和27年5月13日〉 –

5月13日は本州方面を帯状の高気圧が覆い、アムール川下流域には低気圧が進んで、北海道付近は気圧の傾きが大きくなった。14日には低気圧はオホーツク海中部に進み、伴う寒冷前線が北海道を通過した。
このため、全道的に風が吹いた。最大風速は14日:雄武28.1m/s(5月史上3位)、小樽24.8m/s(5月史上1位)、江差23.8m/s、留萌と森で23.5m/s(留萌は5月2位)、北見枝幸20.2m/s、倶知安と室蘭で19.6m/s、岩見沢18.0m/s、釧路17.7m/s、札幌16.0m/sなど。
この暴風の影響で、陸・海とも被害が続出した。
30地点より山林火災が発生、山林34,000ha、民家120戸が焼失した。
負傷者は全道で18名。
風じんの発生により、十勝地方11町村、南富良野など十勝岳山麓では農作物の再播種が必要となった。
道東では船3隻が沈没した。

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