自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 発達した低気圧の通過による暴風
[1935年11月11日〈昭和10年11月11日〉 –

11月10日に発達した低気圧が沿海州沖から留萌の西海上へ進み、11日には積丹半島の沖合に停滞しつつ(中心気圧990hPa)、前線の閉塞点の千島南部付近に新たな低気圧が発生、12日には二つの低気圧が根室の東でふたたび一つにまとまり(中心気圧978hPa)千島の東へ遠ざかった。
石狩・後志地方では11日は南寄りの風が5~6m/s程度であったが、12日は北寄りの風にかわり暴風となって吹き荒れた。降水量も11日~12日にかけて寿都51.5mmとなった。
この影響で、寿都地方で負傷者1名、家屋105戸、非住家225戸に被害があり、船流失・破損67カ所、堤防・破損10カ
所、損害額103,000円に達した。
また、石狩地方では死者1名、負傷者2名、行方不明5名、全半壊228戸、浸水149戸、船舶327隻の被害があった。
損害額449,000円。

関連メディア
  • なし
関連資料
  • なし