自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 5月並み暖気による雪崩災害(稚内)
[1977年3月9日〈昭和52年3月9日〉 –

3月8日から9日にかけてアムール川下流域からサハリン中部に低気圧が進み、伴う寒冷前線が日本海から北海道に近づいた。この影響で8日夜には稚内上空1500m付近に5月中旬並みの暖かい空気が流れ込んだ。
このため、稚内の気温は8日、9日とも6.5℃まで上昇。最大瞬間風速も25.7m/s(SW:8日)を記録するなど風も強かったことから積雪は72センチ(8日)から53センチ(9日)へと2日間で約20センチ減少、急激に雪解けが進んだ。
この暖気の影響で稚内市内で小規模な雪崩が発生、住家1棟に一部破損の被害があった。

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