自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 昭和57年浦河沖地震
[1982年3月21日〈昭和57年3月21日〉 –

1982年(昭和57年)3月21日午前11時32分、浦河町南西沖を震源とする地震が発生した(M7.1)。 道内の主な地点の震度は、浦河で震度6、札幌と倶知安、小樽、岩見沢、苫小牧、帯広、広尾で震度4、室蘭と函館、森町、旭川、羽幌、釧路で震度3を記録、ほぼ全道で地震による揺れを感じた。札幌管区気象台の調査では、日高地方では静内町(現・新ひだか町)から様似町にかけての地域で震度5以上の強い揺れとなり、様似町では鵜苫や西様似でも震度6の揺れとなった。道内で震度6を記録したのは1952年十勝沖地震以来30年ぶり。 被害は地震の揺れに伴うものが多く、揺れが大きかった日高地方を中心に167名が負傷(うち22名が重傷)、住家被害は716棟に達した(うち全壊9棟,半壊16棟)。また地震による土砂災害や地盤の液状化が発生した。 津波は地震後約4分で浦河に到達したが、高さは最大80cmにとどまり、津波による大きな被害はなかった。このほか、室蘭と苫小牧、広尾、釧路でも20センチ以下の津波を観測した。 余震は本震から約8時間後の21日午後7時22分に発生したM5.8のものが最大である。(最大震度は浦河4)

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