自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 1966年(昭和41年)の冷害
[1966年6月1日〈昭和41年6月1日〉 –

1966年(昭和41年)は6月から9月の間、低温が続いた。 6月は前半と月末にオホーツク海高気圧の影響を受けて低温となり、7月前半もオホーツク海高気圧の勢力が強く、低温になった。8月も下旬後半を除いて前線が東北地方~北海道に停滞することが多く、8月前半にはオホーツク海高気圧が現れ、低温が続いた。9月も大部分の地域で気温が平年を下回った。 6月から8月の平均気温(平年差)は根室12.1℃(-2.0)、網走15.1℃(-1.4)、帯広16.3℃(-1.3)、函館17.7℃(-1.2)、旭川18.5℃(-0.9)、札幌18.7℃(-0.9)。 また、降水量は平年の1.5倍程度の所が多く、日照時間は平年の80~90%にとどまった所が多くなった。 この影響で、冷害となり、水稲の作況は「不良」、被害農家144,704戸、水稲220,382ha、36,096,178千円、畑作物540,424ha、24,984,750千円、被害額計61,078,883千円に達した。

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