自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 動きの遅い低気圧による大雨災害(渡島・十勝)
[1935年10月27日〈昭和10年10月27日〉 –

10月27日朝に日本海と紀伊半島の南にあった低気圧は本州を挟むように北東へ進み、28日には津軽海峡付近と三陸沖に進み、29日はひとつの低気圧が北海道南西部で動きが遅くなり、もうひとつの低気圧は北海道のはるか東へ遠ざかった。
湿った東風の吹き付けにより、渡島地方と十勝地方では大雨となった。
27日~28日の雨量は函館67.3mm、帯広73.1mm。
渡島地方では鹿部と尾札部、湯の川、銭亀沢で家屋流失33戸、田畑埋没・浸水6,519haの被害があり、損害額は92万円に達した。
十勝地方では帯広と河西で死者4名、負傷者3名、家屋流失14戸、同浸水2,949戸、橋被害166カ所に被害があり、、田畑浸水16,749haに達した。損害額は82万6千円。

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