自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 台風による大雨等
[1936年10月3日〈昭和11年10月3日〉 –

10月1日に先島諸島近海にあった台風は、2日は沖縄付近に進み、速度を上げながら北東へ進んだ。台風は3日朝には近畿の南海上に進み、日本海には温帯低気圧が進んだ。3日夜には台風は三陸沖(中心気圧968hPa)、低気圧は積丹半島沖に達し、その後台風は根室付近を通過、4日朝には宗谷海峡付近に達し(中心気圧946hPa)、日本海の低気圧とひとつにまとまり、オホーツク海中部へと離れた。
このため、道内は大荒れの天気となり、最大風速は浦河37.6m/s(10月1位)、函館20.7m/s、札幌17.9m/s(10月1位)、釧路17.8m/sなど、降水量は羽幌65.2㎜(10月4位)札幌92㎜、釧路131㎜など。
この影響で死者10名、行方不明10名、負傷者25名、家屋全壊148戸、半壊46戸、床上浸水225戸、床下同358戸、橋流失61カ所の被害があった。

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