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(災害年表)
台風第11号は、8月20日に日本の東で発生し、東北地方に接近した後に三陸沖を北上、21日23時過ぎに釧路市付近に上陸して北海道を縦断し、22日3時にオホ ーツク海で温帯低気圧となった。また、台風第9号は、20日にマリアナ諸島で発生して北上し、22 日未明には伊豆諸島に接近、12時半頃に千葉県に上陸して関東・東北地方を縦断、23日6時頃には日高地方に再上陸して北海道を縦断したのち、23日12時にオホーツク海で温帯低気圧となった
20日から23日にかけての降水量は標津町糸櫛別で296.0㎜、羅臼と日高門別で291.5㎜、ぬかびら源泉郷286.5㎜、白金282.5mmなど。1時間雨量は20日は美瑛で45.5㎜、札幌市手稲山口で45.0㎜、芦別市新城で48.5㎜を記録、23日は紋別で34.5㎜、新ひだか町静内で65.0㎜を記録した。
この大雨の影響で、8月21日未明には常呂川(北見市)が下流域で決壊・氾濫、8月23日午後3時頃には、石狩川が深川市内で氾濫した。
この影響で、死者1名、重傷者2名、軽傷者7名、住家半壊2棟、住家一部損壊45棟、床上浸水70棟、床下浸水453棟の被害があった。
北見市において、8月20日からの大雨により水没した車両付近で、40歳代男性が心肺停止の状態で発見され、病院にて死亡を確認した。(8月22日)
上川町では、河川の増水による線路破損の補修にあたっていた作業員が足を負傷(8月23日)。
羅臼町において、40歳代男性が土砂崩れから逃れる際、左肩を脱臼骨折(8月24日) 。
被害総額450億200万円
■平成28年(2016年)の8月は、わずか半月余りの間に北海道へ5つの台風が接近・上陸しました。過去に経験のない度重なる台風の接近・上陸の影響により、道内各地で記録的な大雨となり、河川のはん濫や土砂災害が発生したほか、暴風による被害も発生しました。北海道で暮らす私たちは、この災害を教訓として長く語り継ぐために、平成29年7月に南富良野町、新得町、清水町で被災した方々の協力を得て、啓発動画「まさかは必ずやってくる」を作成しました。
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