自然災害と教訓
災害年表
〈災害年表〉 【】 熱帯低気圧と前線による大雨
[1961年9月5日〈昭和36年9月5日〉 –

9月4日に熱帯低気圧が日本海を北東に進み、夜には秋田沖に達する一方、朝鮮半島北部には温帯低気圧が進み、前線が日本海から間宮海峡にのびた。5日には熱帯低気圧は前線と一体化して北海道に上陸し、不明瞭となった。さらに朝鮮半島から日本海へ進んで来た温帯低気圧は6日に宗谷海峡を通過した。
各地の降水量は稚内40.6㎜(5日:時間最大27.9㎜)、羽幌92.6㎜(5日:時間最大37.3㎜)、江差108.8㎜(4日:時間最大61.8㎜・9月史上2位)、室蘭86.5㎜(4日・時間最大50㎜)、苫小牧95.5㎜(4日~5日:時間最大35.4㎜)など、道北や道南で雷を伴い、局地的に激しい雨が降って大雨となった。
この影響で1名が死亡、負傷者1名、家屋全壊11棟、半壊25棟、床上浸水228棟、床下浸水1,418棟の被害があった。
さらに橋44ヶ所、河川105ヶ所、道路62カ所が決壊したり破損した。

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