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自然災害と教訓
(災害年表)
(災害年表)
〈災害年表〉 【気象】 昭和36年台風第23号から変わった低気圧による大雨
[1961年10月5日〈昭和36年10月5日〉 – 胆振,日高]
台風第23号は10月4日に華南に上陸し、温帯低気圧に変わった後、5日は前線を伴い東シナ海を北東に進み、6日には再び発達しながら渡島半島に接近、7日には宗谷海峡を抜けてサハリン南部へと進んだ。
このため、5日~6日にかけて函館で97.3㎜、室蘭で163.1㎜、苫小牧で71.1㎜、釧路で80.2㎜の降水を観測。太平洋側で大雨となった。
この影響で、登別温泉町は一時壊滅状態になるなど、大きな被害があった。
主な被災地は南茅部(現函館市)、上磯(現北斗市)、木古内、登別、室蘭、白老、白糠、羅臼。
死者13名、行方不明4名、負傷者7名、住家全壊35棟、流失35棟、半壊53棟、床上浸水2,454棟、床下浸水57,145棟の被害があった。
さらに、田畑浸水3,304ha、河川255、道路110、橋76カ所が被災、がけ崩れ50カ所、船舶破損17隻にのぼり、被害額計
37億2577万円に達した。災害救助法が1市1町に適用された。
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