自然災害と教訓
史跡
〈史跡〉 【】 気象関係史跡(浜中町)


名称

坂口尚政巡査殉難慰霊碑

存在住所

浜中町琵琶瀬(琵琶瀬展望台横)

存在緯度・経度

北緯43°2′43″   東経145°4′ 8″

碑文の概要または
災害痕跡の概要

明治16年2月、囚人護送中に風雪のために殉職した坂口巡査の遺徳を偲び、百年の命日に北海道警友会厚岸支部厚岸警友会により建立された。

建立年

昭和57年

災害碑写真

 

備考

碑の背面の銘文

「殉難記/ときは明治十六年二月十五日/坂口巡査は囚人を護送すべく/雪降りしきる厚岸警察署をあ/とにした琵琶瀬の山道に差し/かかるころには吹雪は勢いを/増しその歩行を遮った/坂口巡査は大樹に身をさけ夜/の明けるのを待った。だが八/里余にわたる吹雪との闘いと/押し寄せる寒さは二人を容赦/なくおそいやがて深い眠りと/ともこの凍土に帰したので/あった。/今ここに百年の命日を迎える/にあたり坂口巡査の遺徳を偲/びその業績を讃えるとともに/この地に眠る二人の霊をなぐ/さめんとしてこの碑を建立し/たものである/昭和五十七年九月吉日/北海道警友会厚岸支部/厚岸警友会」

※銘文中の「/」は、改行を意味する。

【参考文献】

・『厚岸町史』厚岸町、1975年

・『新浜中町史』浜中町、2015年

 

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