平成30(2018)年9月6日午前3時7分、
胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、
北海道では厚真町で震度7、安平町、むかわ町で震度6強のほか、
道内ほぼ全域で揺れを観測しました。
また、苫東厚真火力発電所が地震による損傷で停止し、6日午前3時25分に
道内295万戸の全戸停電(ブラックアウト)が発生しました。
あの日から5年が経ちました。
ネガティブな体験の記憶は時間経過とともに薄れてしまいがちです。
しかし、発生が切迫しているとされる海溝型の巨大地震など、
災害はいつ起こるか分かりませんので、こうした過去の災害を教訓として、
防災意識まで薄れてしまわないよう、日頃から災害に備えることがとても重要です。
例えば、災害を契機に備えた防災グッズや食糧品を確認し、
消費期限の近いモノから使って、その分を補充する「ローリングストック」を
実践してみるのもよいでしょう。
また、5年も経てば、家族構成(子どもが生まれた、学生が社会人になったなど)や
ライフスタイルなどにも変化があると思います。
今、もし再び同じようなブラックアウトが発生した場合にどうなるのか、何ができるのか、
ご自身のご家庭のみならず、離れて暮らしている親類縁者や友人・知人にも声をかけたり、
職場の皆さんと一緒に考えたりしていただくことも大切な取組です。
こうした機会を契機に、みんなで防災について考えていきたいと思います。
<平成30年北海道胆振東部地震>札幌管区気象台ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/sapporo/jishin/iburi_tobu.html
<災害が起きる前にできること>首相官邸ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html