【10/24開催】令和5年度雌阿寒岳火山噴火総合防災訓練を実施しました!

道では、道内に9つある常時観測火山に設置されている火山防災協議会と連携し、毎年度火山噴火総合防災訓練を実施しており、今年度は雌阿寒岳を対象とした訓練を10月24日(火)に釧路市、足寄町で実施しました。

 

本訓練は、雌阿寒岳で噴火が発生し、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の状況からレベル3(入山規制)・レベル4(高齢者等避難)と段階的に引き上げられる状況を想定して、道と火山防災協議会、さらには地域住民等及び学識経験者の皆様と連携し、避難訓練・避難所開設等訓練、入山規制対応等訓練、情報連絡本部会議訓練、災害対策合同本部設置等訓練などに取り組みました。

 

避難訓練・避難所開設等訓練では、避難情報の発信・避難行動の支援、避難所の開設・避難者の受入れ、住民等を対象とした防災講話を実施したほか、噴火状況を適切に把握するための#ヘリコプターによる雌阿寒岳噴火状況等の観測訓練も行いました。

また、釧路市消防本部で実施した災害対策現地合同本部設置等訓練では、図上シミュレーション訓練(ロールプレイング方式)の要素を含めたDIGとよばれる災害図上訓練を行ったほか、各噴火警戒レベルに応じ、各市町村で災害対策本部等を、関係機関が相互に協議して現地で災害対策を連携して行うための災害対策現地合同本部を設置する想定の下、災害応急対策の実施検討を行いました。

 

道としては、こうした訓練を通じて、災害対応業務の習熟や防災関係機関相互の円滑な連携・協力関係の構築、さらに新たな課題の発見と改善事項の訓練への反映などを繰り返しながら、引き続き、住民の皆さまの防災意識の向上と本道の災害対応力の強化に取り組んでいきます。

 

掲載している写真は、訓練の様子です。

(1枚目:避難所で避難者を受け入れ、2枚目:DIG(災害図上訓練)の様子)

 

 

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